- 訴えられないか心配・・・
- 法律って厳しい?
- うまく引用するにはどうすればいいかな?
意外と、著作権について詳しく知らない!という方も多いですよね。
しかし、プライベートで作っているブログでも、著作権を侵害したら違法となり、懲役あるいは罰金が課せられます。
この記事では、ブログ作成の際に気をつけておくべき著作権のルールを紹介していきます。
最後まで読んで、ブログ作成に必要な著作権の知識をしっかりと身につけていきましょう。
著作権とは
日本には、「著作権法」という法律があります。
著作権法は、無断での著作物の利用を禁止することで、多くの著作物を守っています。
しかし以下の場合に限り、他人の著作物を無断でも自由に利用することが許されています。
私的使用のために複製(コピー)すること
引用する場合
この他にも、例外的に著作物を自由に使用できる場合はありますが、ブログを作成する上では、上記の2つを特に覚えておくようにしましょう。
個人のブログは私的利用ではない
著作権法では、「私的使用のためであれば複製すること」は認められています。
例えば、好きなテレビ番組を録画して、もう一度見ることは、「自分が見る」行為のため、私的利用とみなされ、違法にはなりません。
しかし、ネット上に公開すると、「他人も見ることができる」ようになるため、違法にあたります。
個人のブログも同じです。
ブログを作成している方のなかには、誰かに読まれることを目的としているのではなく、自分のためだけに書いているという方もいるかもしれません。
しかし、誰かが読める状態であれば、私的利用の範囲内とはいえません。
だからこそ、個人のブログでも著作権を意識することは大切となるのです。
引用とは
著作権法には、自分が著作権をもっていない著作物に関しても、「引用」というかたちであれば、利用しても良いとされています。
[1]公正な慣行に合致すること,引用の目的上,正当な範囲内で行われることを条件とし,自分の著作物に他人の著作物を引用して利用することができる。同様の目的であれば,翻訳もできる。(注5)
[2]国等が行政のPRのために発行した資料等は,説明の材料として新聞,雑誌等に転載することができる。ただし,転載を禁ずる旨の表示がされている場合はこの例外規定は適用されない。
そのため、どうしても他人の著作物を利用したい場合は、引用のルールをきちんと守って使用するようにしましょう。
正しい引用とは何か
では引用のルールとは、一体どういったことをさすのでしょうか。
文化庁の公式サイトでは、引用する際、以下の事項に注意するようにと記載されています。
(1)他人の著作物を引用する必然性があること。
(2)かぎ括弧をつけるなど,自分の著作物と引用部分とが区別されていること。
(3)自分の著作物と引用する著作物との主従関係が明確であること(自分の著作物が主体)。
(4)出所の明示がなされていること。(第48条)
ここからは、特に気をつけて欲しい(2)~(4)のルールについて詳しくみていきます。
引用部分がはっきりと区別されていること
あなたが書いた文章と、引用部分の文章がはっきりと区別されている必要があります。
そのため、引用部分は「」(カギ括弧)や引用符を付ける、背景色を変えるなどの工夫をしましょう。
ブログであれば、引用タグ(blockquoteqタグ)を使うと便利です。
引用する著作物との主従関係が明確であること
引用した文章とあなたの書いた文章の割合を比べた際、引用した文章の方が多くなっていてはいけません。
あくまでもメインはあなたの文章で、引用部分はサブであるよう徹底しましょう。
出所の明示がなされていること
出所の明示とは、簡単に言うと、どこから引用してきたのかを明記するということです。
書き方については、細かく定められていませんが、最低限、以下の内容は記載するようにしましょう。
著作物 | 明記した方が良い項目 |
書籍 | 書籍タイトル、著者 |
Webサイト | 著作者、記事タイトル、リンク |
Webサイトの場合は、著作者が記載されていないこともあります。その場合は、記事タイトルとWebページのリンクのみは最低限、記載するようにしてください。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、ブログ作成に必要な著作権の知識を紹介しました。
本日特に大事なのは以下の3つ!
- 引用部分がはっきりと区別されていること
- 引用する著作物と主従関係が明確であること
- 出所野明治がなされていること
個人用のブログでも、他人の著作物を違法に利用した場合は、罰則が適用されます。
この記事でお伝えしたルールをしっかりと守り、合法の範囲内で楽しみましょう。
合わせて文章について学びましょう!