今日は未だにテレビでよく見かけ旅立ってしまったことが信じられない志村けんさんの記事です。
特にバカ殿は小さなころからほんとに大好きだったのでとても残念な気持ちもありますがまたいつでも皆さんと思い出せるように記事に残します!
志村けんさんと聞くと、オレンジ色の着物を羽織った、白塗りの顔と太い眉がトレードマークのお殿様の姿を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
あるいは、「アイーン」というポーズを思い浮かべる人もいるかもしれませんね。
志村藩の「おバカな殿様」が繰り広げるドタバタ劇を描いたコント番組「志村けんのバカ殿様」は、間違いなく、志村さんの代表的な番組の1つです。
今回は、そんな志村さんの代表作でもある「志村けんのバカ殿様」の歴史や魅力を振り返っていきます。
志村けんさんを偲び、日本中を笑顔にしてきた「バカ殿」の姿を、もう一度一緒に見ていきましょう!
多くの人に愛されたコント師・志村けんさんとは?
日本で、「志村けん」さんの名前を知らない人はきっと少ないでしょう。
志村けんさんは、いかりや長介さんに弟子入りしたことをきっかけに、「ザ・ドリフターズ」に途中加入し、ドリフの人気番組「8時だョ!全員集合」に出演し、一躍注目を集めることになります。
「8時だョ!全員集合」終了後も、ドリフのメンバーでもあった加藤茶さんとともに、「加トチャンケンチャンごきげんテレビ」の放送を開始し、ビートたけしさんや明石家さんまさんの出演する「オレたちひょうきん族」とともに、お笑いブームを築き上げていきます。
その後も、変なおじさんやひとみばあさんなどの個性豊かなキャラクターが出演する「志村けんのだいじょうぶだぁ」や「志村けんのバカ殿様」など、自分の名前のついた人気冠番組を多数生み出し、バラエティ番組の人気を牽引するコメディアンとして大活躍しました。
近年では、コントだけではなく、動物バラエティ番組「天才!志村どうぶつ園」にも出演し、動物たちと優しく触れ合う「志村園長の姿」は、ドリフ世代だけではなく、子どもたちにも支持される存在でした。
そんなコメディアンとして長年にわたり勢力的に活躍してきた志村けんさんでしたが、2020年3月29日、新型コロナウイルスによる肺炎のため70歳で急逝しました。
つねに元気な姿をお茶の間に届けていた志村さんだけに、突然の訃報に多くの国民が悲しみました。
国民に愛されたコント師・志村けんさん。
そんな彼の番組のなかでも、特に人気の高い「志村けんのバカ殿様」を、本記事ではご紹介していきます。
志村けんさんの代表的コント番組「志村けんのバカ殿様」とは?
志村けんさん扮する志村藩のバカ殿が、城内や城下で繰り広げる珍事件を描いた国民的コント番組「志村けんのばか殿様」。
志村けんさんのコント番組の中でも、特に知名度の高い番組で、1986年の放送開始以降、30年以上にわたり放送されています。
ここでは、「志村けんのバカ殿様」の歴史や豪華な共演者について紹介していきます。
▼「志村けんのバカ殿様」の歴史
「志村けんのバカ殿様」は1986年に放送が開始され、30年以上続いている長寿番組の1つです。
そんな「志村けんのバカ殿様」ですが、番組の代名詞ともいえる人気キャラクター「バカ殿」は、実はもう少し前から登場しているんです。
バカ殿が初めて登場したのは、ザ・ドリフターズの人気コント番組「8時だョ!全員集合」のコントのなかです。
ザ・ドリフターズのリーダーでもあった「いかりや長介さん」と、最年少でいつも「いかりやさん」にイジられていた志村けんさんの立場を逆転させ、志村さん演じるバカ殿が、家老であるいかりやさんを翻弄するという下剋上コントが「バカ殿のキャラクターの原型」です。
それにしても、「志村けんのバカ殿様」にザ・ドリフターズのメンバーが出演していたなんて、今となっては驚きですよね!
▼「志村けんのバカ殿様」にはモデルがある?!
「志村けんのバカ殿様」には、モデルがあると言われていることをご存知でしたか?
バカ殿は、歌舞伎の演目の1つである「一条大蔵譚(いちじょうおおくらものがたり)」を基にしたものではないかと言われています。
「一条大蔵譚」は、平家が強かった時代の物語です。
平家に捕らわれていた源義経の母「常盤御前」は、平家側の貴族の妻となっていました。
その貴族が「一条大蔵」で、彼は阿呆として有名でした。
しかし、実際の「一条大蔵」は文武に秀でた公卿で、平清盛を欺くため、わざと「作り阿呆」をしていたのでした。
そして遂に「一条大蔵」は反旗を翻すのです…。
となると、「バカ殿様」も本当は賢いのかもしれませんね。
▼バカ殿様の豪華な共演者たち
「志村けんのバカ殿様」の見どころといえば、志村けんさん扮するバカ殿と、殿に仕える家来たちの豪華な掛け合いにあります。
殿に仕える大老役を最初に務めたのは、ザ・ドリフターズのリーダーである、いかりや長介さんです。
年長であるいかりやさんと年少である志村さんの立場を逆転させた掛け合いが人気を集めました。
その後、「志村けんのバカ殿様」が1本の番組になってからは、ベテランのコメディアンであった東八郎さんが二代目大老役を務めることになります。
1988年に東さんが逝去すると、ご側用人の1人であったトランペット奏者の桑野信義さんが跡をつぎ、最新回まで桑野さんが大老役を務めました。
また殿に毎回ツッコミを入れる側用人の存在も忘れてはいけません。
当初は、高木ブーさんや仲本工事さんといったドリフのメンバーが務めていた側用人ですが、番組が一本立ちしてからは田代まさしさんやダチョウ倶楽部(肥後克広・寺門ジモン・上島竜兵)の3人がレギュラーとして出演していました。
その他にも、由紀さおりさんやMEGUMIさん、磯山さやかさんらが演じた「腰元役」や、研ナオコさん演じる「ナオコ姫」、柄本明さんの「ベテラン芸者」、バカ殿の幼馴染の優香姫(優香さん)などのゲスト共演もお茶の間を沸かせました。
「志村けんのバカ殿様」の名場面
ここからは、「志村けんのバカ殿様のオススメな名場面」を紹介していきます。
▼優香姫との共演!
「志村けんのバカ殿様」の名場面の1つ目に紹介するのは、優香姫との掛け合いです。
優香さん演じる優香姫は、バカ殿の幼馴染みです。
そんな優香姫が、バカ殿と一緒に二人羽織をしたり、トンチンカンなしりとりや、ふなっしーと城内で暴れたりする姿はおバカではあるものの、どこか可愛らしく感じます。
「志村けんのバカ殿様」の中でも特に人気の高いキャラクターである優香姫とバカ殿とのやりとりはついつい笑ってしまいます。
▼「赤まむし」が大好きなナオコ姫
2つ目に紹介するのは、ナオコ姫との定番のやりとりです。
隣国の姫君であるナオコ姫ですが、毎回、バカ殿に「赤まむしドリンク」と「生卵」を執拗に勧めます。
ナオコ姫は毎回、「生卵」や「赤まむし」と話すと、途端に言い方が変わり、声が低くなったり、粘ついたような言い方になります。
「言い方」で笑いを取るというコントですが、研ナオコさんの顔芸をあり、面白い場面に仕上がっています。
▼二代目バカ殿様はダウンタウン浜ちゃん?!
ダウンタウンの浜ちゃんが、二代目バカ殿様に扮し、登場したコントも名場面の1つです。
志村さんの跡を継いでバカ殿として登場した浜ちゃんでしたが、本家の志村さんも登場する事態に…。
「お前死んだんじゃないのか」とツッコむ浜田さんに対し、志村さんは「ワシは35年やってんだよ」と応酬します。
その後は、ハリセンで激しいどつきあいを展開し、「芸能界で俺のこと殴れるのお前だけだぞ」と志村さんが怒る場面も。
浜ちゃんと志村さんの仲の良さが垣間見える場面となっています。
■まとめ
いかがでしたか?
志村けんさんの代名詞ともいえる「バカ殿様」。
そんなバカ殿も、最初は「8時だョ!全員集合」に登場するキャラクターの1人だったんですね。
大人から小さな子どもの心まで掴む「志村けんさんのコント」。
新作を見ることができなくなったのは残念ですが、これからもきっと志村さんの笑いは、人々の心に記憶として残り続けることでしょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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