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#23:アンドレの手【朝丘 大介】
ぼくが子どものころに活躍していたアンドレ・ザ・ジャイアントという
プロレスラーの古本を入手したら、アンドレの実物大の手形が付いてきた。
いうまでもないことだが、上の写真を見てわかる通り、
大人の標準サイズである、ぼくのてのひらが余裕で収まってしまう。
この実物大の手形を目にするまで、おそらくアンドレの手はグローブ
ほどの大きさだろうと予想していたが、 いやいやグロープどこではない。
よく相撲の力士の手形が捺されたサイン色紙があるが、
アンドレの手はとても色紙では収まらない。まさかこれほどまで大きいとはおもわなかった。
ちなみにアンドレは、身長2メートル23センチ、体重265キロ、くつのサイズは45センチあったという。
現役横綱の照ノ富士の身長を31センチ高くして、
体重を95キロ増やしたといえば、伝わるだろうか。
文字通りの 「 人間山脈 」 だった。
46歳の若さでこの世を去ったが、業界では心優しき巨人としてみんなから好かれていたようだ。
いまのプロレス界で、これほど どえらいスケールのレスラーはいない。

朝丘先生
小人プロレスや巨人症のレスラーの見世物が世の中から
なくなったのは、差別社会をなくす一環なら、違う気がする。
なくなったのは、差別社会をなくす一環なら、違う気がする。
©2023 Daisuke Asaoka