スポンサーリンク
IQとEQについて 朝丘 大介
臨床心理学の本を読んでいたら、IQとEQ について書かれているチャプターがあり、興味をそそられた。
IQとは、いわずと知れた知能指数のことである。
では、EQとは何か。
これは〈共感する力〉あるいは〈人間力〉のこと。
自己理解や他者理解、感情統制などができるほど高くなる。
IQが高く、学業成績が優秀でも、社会に適応できるとは限らない。
一方、EQの高い人は人間関係がよくなるので、才能を発揮して社会で活躍している人が多い。
たしかに〈すごいヤな奴〉とされているワンマン社員が、
職場で一番利潤をあげているといようなことは、社会ではある。
だが、世相は以前とは変わりつつある。
今後は何をなすにしても、コミュニケーションのスキルは重く見られるだろう。
では、IQがずば抜けて高い人はどうか。
天才と呼ばれる人々は、幼少期のIQが高いとされている。
トップは推定IQ185。ドイツの詩人ゲーテ。
以下、パスカル(物理学者)、デカルト(哲学者)、モーツアルト(作曲家)、
ガリレイ(物理学者)、ミケランジェロ(彫刻家)と続く。
日本人では、坪内逍遥(小説家)、野口英世(細菌学者)、新島襄(教育者)、石川啄木(歌人)らのIQが高いとされている。
IQの高い人は、研究や創作に心をそそぐ職に向いているのではないだろうか。
自分の適性に合った場所におさまることが、本人にとっても、周りの人にとっても
幸せな気がする。
ところでIQは先天的なものであるが、EQは努力しだいで高めることが可能らしい。
凡人の僕は、人の話をちゃんと聞くところから始めたいと思う。

朝丘先生
EQが高い人のほうが幸せそうですね。
©2023 Daisuke Asaoka