昨日見た映画なんですが『ジェーン・ドウの解剖』って知っていますか?
タイトルから色々やばそうなのが伝わると思いますが、ミステリーホラーて感じの
映画です。
感想にも結構規制を入れていますので読みづらいかもですがご了承ください笑
【注意】
・猫が○ぬ映画です。
・暴力的なワードにかなり規制が入っていますがご了承ください。
○人?変○?本作のあらすじ
アメリカ合衆国バージニア州。のどかな住宅街で、凄惨な○人事件が起きました。
一家3人全員が家屋内で○亡。どの被害者も激しい外傷を負い、家の外へ出ようとした形跡があります。
さらにもう一体、被害者一家とは別の○体が発見されました。
地下室に全○で埋まっていた女性の○体。他の被害者と異なり外傷がなく、死因は不明。身元も被害者家族との関係も一切不明。
メディアの注目度の高い本事件の会見を早急に開くため、警察は謎の○体「ジェーン・ドウ」の解剖を検死官のトミー・ティルデンへ急きょ依頼します。
ジェーン・ドウって?
個人の名前ではなく、身元不明女性の通称です。男性ならば「ジョン・ドウ」となります。
事件現場で発見された謎の○体は、本作では一貫して「ジェーン・ドウ」と呼ばれます。
白濁した瞳で言葉もなくこちらを見返すジェーン・ドウの姿は、本作のキービジュアルでもあります。本編を観たことがなくても、彼女の冷たいまなざしが印象に残っている方は多いのではないでしょうか。
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ベテラン検死官トミーと息子オースティン
火葬場、遺体安置所、検死解剖を生業とする、いわば「○体のエキスパート」のトミー・ティルデンと跡取り息子オースティン・ティルデンがジェーン・ドウの解剖に臨みます。
父親トミーはベテラン検死官で、急な解剖の依頼にも柔軟に対応するプロフェッショナル。優秀な跡取り息子のオースティンは家業に嫌気がさしている様子ですが、ある事情から父親をひとりで作業させることに不安を感じ、わざわざデートの予定を延期して父親のサポートに入ります。
パーフェクトに円満とはいきませんが、息のあった親子バディの手によりジェーン・ドウの謎が徐々に暴かれていきます。
解剖ミステリー
トミーとオースティンは自宅の地下の解剖室でジェーン・ドウの解剖に臨みます。
遺体安置用のロッカーが並ぶ解剖室で、ジェーン・ドウの裸体の無機質な美しさにも頓着せず、淡々と検死を進めるトミー。
瞳の濁り方、○斑の有無、○後硬直の有無、手足の骨折、そして口を開いてみると…。
科学的な視点からジェーン・ドウの死因を探っていく解剖パートは、さながらサイエンスミステリーのようです。
一方、彼女がどのように死んでいったのか明らかになるたびに、視聴者は言いようのない寒気を覚えるでしょう。
いったい誰が、なぜ「そんなこと」を?
小さなホラーハウス
ジェーン・ドウの解剖が進むにつれ、科学的に説明し難い多くの矛盾点が発見されます。
死後時間のたった○体からは○血しないはずなのに、メスを入れた途端溢れ出すドス黒い血。
体表は傷ひとつなくまっさらであるのに、メスを入れてみると内臓に激しい損傷を負っている。
困惑するティルデン親子に答えるように、解剖室の中で、外で、何かが起きていきます。それは小さな違和感に始まり、不自然な現象をひとつひとつ積み重ねていく形で、視聴者を恐怖へと誘います。
本作の主な舞台となるのは一軒家の地下室。仕事場を兼ねているとはいえ、豪邸とは言い難い住宅の、それも地下限定のホラーハウスはさほど広くありません。
廊下やエレベーターまでフルに使ってハイテンポで進行する惨劇は、広大なセットやロケ地を用いた映画よりも贅沢な見応えが満載です。
物言わぬヒロイン
閉ざされた地下室で様々な怪奇現象と戦うティルデン親子ですが、その中核とも言えるジェーン・ドウは結末に至るまで微動だにしません。
○体なので当然です。
横たわったまま一言も発しない死体にこれだけの存在感があるのは、タイトル『ジェーン・ドウの解剖』の通り、本作が解剖によって進行する物語だからです。
言葉を持たない○体は解剖という手段によって、私たちに語りかけてきます。
彼女がどこから来たのか。どのように死んだのか。何者であるのか。
すべての謎が明らかになり、映画がエンディングを迎えたとき、視聴者は言いようのない不安と冷たい恐怖に襲われるのです。
キーワードは「ラジオ」と「鈴」!
この映画を楽しむ上で大切な要素はズバリ、音。
特に、解剖室に置かれたラジオから流れる音声と、遺体の足首に掛けられた鈴の音が重要です。
ラジオからはThe McGuire Sistersの陽気な歌声や、天気予報が流れてきます。ただの作業BGMであったラジオは、解剖の進行と共にホラーショーの開幕を告げるベルとなり、恐怖に彩りを添える舞台装置となります。
この映画を結末まで観終えたとき、ラジオの役割に気付かされた視聴者は必ず最初から観返したくなるのです。
また、遺体の足首に掛けられた鈴は儀礼的なもので、通常は鳴ることはありません。その鈴が鳴るとしたら、どんなときでしょう。
ぜひご自身の耳で、確かめてみてください。
必見!ミステリーからホラーへのジャンル移行
本作をホラー映画と知らずに観始めた人は、中盤まで本作のジャンルをミステリーだと思う人がほとんどです。それほど、中盤までの解剖パートは理知的に展開します。○体から得られる情報を豊富な知識と照らし合わせて真相に迫るベテラン検死官トミーの姿には、誰もがホレボレするでしょう。
だからこそ、小さな地下室が恐怖の館へと変貌していく過程が恐ろしいのです。些細な違和感に始まり、徐々に取り返しのつかない事態へと転がり落ちていくティルデン親子の顛末を見届けた後は、鳥肌が止まりません。
ミステリーからホラーという、ある意味対照的なジャンルへ移行する映画と聞くと「スベっているのでは?」と案じる方も多いでしょうが、そこは監督アンドレ・ウーヴレダルの腕の見せ所。
気のせいで済ませられる違和感から背筋の凍る怪奇現象まで、丁寧に段階を追って見せることで、本作はミステリー映画からホラー映画へと鮮やかな変貌を遂げています。
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