出版放浪記③ わが心の音声解説
『オレンジ病棟』のストーリー作りにあたり、もっとも参考にしたのは、『スター・ウォーズ』のDVDに収録されているジョージ・ルーカス監督の音声解説だった。
『スター・ウォーズ』が好きというよりは、おだやかで建設的なルーカス監督の人柄が好きだった。
いま考えると、映画と小説ではメディアが異なるので、音声解説を見るより小説の指南書を紐解くほうがはるかに有益だったと思う。
実際、技巧派作家の津原泰水先生の小説講座を受け、プロのテクニックを教わったときは、目から鱗だった。
まあ形から入るのが好きだった当時の僕は、自分がジョージ・ルーカス監督になったつもりでストーリー作りがしたかったのかもしれない。
何事も形から入るのは重要。
気持ちが乗らないと、いいアイディアは出ないのは自明の理だ。
はじめて出版社に『オレンジ病棟』の持ちこみをしたとき、チャプターは全部で41あった。
僕には長編小説を書くだけのスタミナはなかった。なので、入院生活と育毛を絡めたエピソードを41本作り、つなぎ合わせたのだ。
身体を柔軟にすることはリハ室でやるから、頭皮マッサージはリハビリ科でやらせよう。〈育毛体操の歌〉も作ったほうがいいかもしれない。
髪はストレスで減る。ストレスは心の問題。よし。精神科と結びつけよう。
そんな感じだった。
エピソードごとに話をまとめようという発想は『スター・ウォーズ』から得たものだ。
ちなみに『オレンジ病棟』のエンディングは『スター・ウォーズ エピソードⅢ』から思いついた。
『スター・ウォーズ』のサーガは〝砂漠の惑星〟タトゥイ―ンではじまり、タトゥイ―ンで終わる。
育毛の物語も、交通事故を起こした北海道ではじまり、紆余曲折を経て、数年後の北海道で終わるようにしたかった。
ところで、僕はビデオの時代から洋画をレンタルするとき、日本語吹替のあるビデオをレンタルした。字幕だと、文字を目で追うのがしんどいからだ。
だが、洋画のDVDの音声解説に吹替はない。あるのは字幕だけだ。
だから、音声解説はノートを片手に、毎日すこしずつ見ていった。
『スター・ウォーズ』には、以下のようなキャラクターが登場する。
純粋な青年ルーク・スカイウォーカーと皮肉屋のハン・ソロ。それにじゃじゃ馬のレイア姫。
ルーカス監督は、まったく異なったキャラクターを出せば、ストーリーは進行していく、とコメントしている。
『オレンジ病棟』に登場する三人のメインキャラクターはあえて、同タイプにしてある。
同じ負い目を持つ同士の絆を描く上で、互いに共感しあえるキャラクターにしたかった。
ただ、同じ悩みを持っていても、キャラクターによりハゲかたが異なる。
そのことを頭に入れ、登場する三人のメインキャラクターの名前を考えた。
髪に悩みを持ち、育毛をする主人公の来見谷(通称クルミ)という男は、くるみの実に入っているビタミンなんとかが髪にいいから、そう命名した。
クルミの育毛の師匠として登場する鶴本さんという男は「頭がツルっとしている」初期設定だったから、そう名づけた。
髪に悩みを持つ同室患者の桂光明(通称ミッチー)は、「カツラをした光った頭」という初期設定からつけた名だった。
余談だが、作品に登場する病院のネーミングには、頭を悩ませた。
名前の後ろに『病院』とつけ検索すると、たいていの病院は存在するからだ。
物語であるとはいえ、実在する病院に迷惑がかかっては困る。
そのため「音原(ねはら)病院」などという、絶対にあり得ない名前にした。
登場する育毛剤の「ヘアーハゲーン」「ハゲナイン」も同様の理由である。
このことを昔やっていたブログに書いたら、「たけしです」と名乗る方からコメントをいただいたことがあった。
『オレンジ病棟』に「北野武」と書いていたのがご本人の耳に入ったのかもしれない。
その北野武さんかどうかは定かではないが、以下、たけしですさんの書きこみ。
「ハゲナインとか面白いね(笑)
まじでわらっちゃった。
なるほど
小説っていうのはそこまで配慮して書くわけだよね。だけどみんなそこまで気にして読んでないから、ちゃんとよんでくれよ、って思うよね。
おいらネーミングを作るのが好きなので、ちょっとかいてみるよ。
ちょっと読んで
おかしかったら笑って(笑)
NGな育毛剤の商品名
・ハゲバッテン(九州限定商品)
・イクモウモウ(瓶に牛の絵が書いてある)
・ゴウモウクン(使った人が、異様に毛が生えてくる 決してアイスではありませんガリガリくん)
・ハゲチャッピー(ノリピー家御用達)
・ケケケの毛太郎(オイ、毛太郎 BY目玉のおやじ)
・ハゲチッタ(映画館ではありません(シネチッタ))
・波平(サザエさんより)
・ピカット(あっ、まぶしい)
・ハゲハゲ60分(ハナ肇の ゲバゲバ60分ではない)
・ツルリンコ(もはや毛生え薬ではなく、ニス。頭皮に塗りこむ)
以上、いつもありがとう
楽しく読んでるよ
また 」
育毛剤に『波平』って(笑)
この冴えたギャグ。……もしや、本物!?
話が断線してしまったが、小説の物語作りに、直接は役に立たなかったが、作品を愉しんで書こう、という気持ちにしてくれたのが音声解説だった。
©2024 Daisuke Asaoka
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