相手が思わず答えたくなる!質問力を高めるための心得と実践術

古名 飴
古名 飴
今日は、コンサルティングや学びの現場で意外と見落とされがちな「質問の仕方」についてお話します。

僕自身、コンサルの現場で「うまくいく人」と「なかなか前に進めない人」の違いを観察していると、質問の仕方に大きな差があることに気づきます。

「どこがわからないのかわからない」まま質問してしまうと、相手も答えにくく、解決までに時間もかかってしまう。
逆に、相手が答えたくなる質問を投げられる人は、吸収も早く、信頼も得やすいんです。

この記事では、そんな「伝わる質問」の仕方をマインド面と実践面に分けてお伝えします!

■ 質問する前に持つべきマインド

「わからない」は誰にでもある。だからこそ…

挑戦している最中に「わからない」が出てくるのは当然です。
僕も挑戦をする時ちょっとしたことでも出てくる「なぜ?」をなんでもまず1歩目の行動として質問してしまう癖がありました…
緊急だったりする時はもちろんそれでも良いと思います!(わからないことって怖いですもんね…)


ですが、その瞬間にパニックになって何でもかんでも聞いてしまうと、相手にとっては「調べればわかることを、なぜ?」という印象を与えかねません。

まずはこう考えましょう。

「質問する=相手の時間をいただく」行為である。

これは、どんなに関係性が近くても忘れてはいけない大切なマインドです。

「この質問は、本当に今聞くべきなのか?」「自分で調べたら解決できるのではないか?」
そういった問いかけを、自分の中でワンクッション置いてみてください。

地に足をつける感覚を持って、「今、何がわかっていて、何がわからないのか」をしっかり整理しましょう。


■ 質問前にやるべき3ステップ

質問は準備が9割。
まずは以下の手順を踏んでから質問するだけで、相手の反応が全く変わります。

① 緊急性がない限り、まず自力で調べる

Google、ChatGPT、公式ヘルプ、YouTube…
今は、答えが無料で手に入る時代です。
“とりあえず聞く”ではなく、“まずは調べてみる”が大前提。

② 現状を整理する

今、自分がどこまで作業を進めて、どこで詰まっているのか?
「途中までやったけどこの段階で手が止まりました」という説明があるだけで、相手はぐっと答えやすくなります。

③ 自分の仮説を添える

「たぶんこのエラーは◯◯が原因だと思いますが、確信が持てません」
そんな風に、自分なりの分析を添えてみましょう。相手にとっては、あなたの理解度や視点が見えて、より適切なアドバイスができます。


■ 相手が思わず返したくなる質問フォーマット

以下の3点を意識するだけで、質問の質が劇的に上がります。

✔ 自分の作業状況・調査範囲を明示

「ここまでやってみたけど、ここで詰まりました」
「公式サイト・Google検索では以下のことを試しました」

✔ 自分なりの仮説や原因の分析を添える

「おそらく◯◯の設定が関係しているかと思います」

✔ 誤字脱字・飛び飛びの説明に注意(僕もよくやります。笑)

急いでいると文章が荒れてしまいがちです。
誤字や省略があると、相手は文脈を読み取るのに時間がかかってしまうので、質問する前に1度見直すクセをつけましょう!


■ まとめ|質問も“技術”です

質問が上手な人は、自然と人に好かれます。
なぜなら、「この人の相談なら力になりたい」と思わせるからです。

質問とは、相手への敬意をカタチにする技術。

自分の現状を整理し、仮説を持ち、相手が答えやすいように配慮する。
その積み重ねが、学びのスピードも、周囲との関係性も変えてくれます。

ぜひ今日から、**「相手の時間を奪う質問」ではなく「相手と共に進む質問」**を意識してみてくださいね!

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