「正しい言葉遣いを知りたい!」
「ビジネスの場で、言ってはいけない表現ってどんなものがあるの?」
ですが、ビジネスの場にはその場にふさわしい言葉遣いというものがあり、正しい言葉を使わなければ、ビジネスパーソンとしての信用を得ることは難しくなります。
そこで今回は、社会人がおさえるべき基本マナーのひとつ「正しい話し方·言葉遣い」について紹介していきます。
新入社員はもちろん、ベテラン社員の振り返りとしても、ぜひご活用ください。
💡この記事のポイント
大学で話している言葉が、社会で通用するのか確認しよう!
おさえておきたい「言葉遣い」一覧
まずは、必ずおさえておきたい言葉遣いについて、紹介していきます。
一人称は「わたし」「わたくし」
ビジネスの場や目上の人に対しては、「わたし」や「わたくし」というのがマナーです。
友人や同僚とフランクに話す際は、「俺」や「僕」、「自分」と言っても問題ありませんが、仕事の場面では避けるようにしましょう。
自分の会社は「弊社」「当社」
自分の会社について、外部の人間に話す際は、必ず「弊社」あるいは「当社」とへりくだって表現するようにしましょう。
特に「わが社」と間違って言う方が多いので、注意が必要です。
相手の会社は「御社」「貴社」
相手の会社をたてて言う時は、「御社」「貴社」と言うのが決まりです。
口頭の場合は「御社」を、文書やメールの場合は、「貴社」と使い分ける必要があります。
ねぎらう時は「お疲れさまです」
相手をねぎらう時は、「お疲れさまでした」と言うのがマナーです。
似た言葉に「ご苦労さま」がありますが、「ご苦労さま」は目上の人が目下の人間にかける言葉のため、使わないようにしましょう。
同意する時は「かしこまりました」「承知いたしました」
物事に同意を示す時は「かしこまりました」や「承知いたしました」を使うことが大切です。
「了解です」や「OKです」「分かりました」は敬語表現にはならないため、使用は控えましょう。
謝罪する時は「申し訳ございません」
謝るときは「申し訳ございません」と言うようにしましょう。
「ごめんなさい」や「すみません」といった言葉は正しい言葉遣いではないため、場合によっては火に油を注ぐことになるケースもあります。
注意してくださいね。
実はNG!? 正しい言葉遣いを覚えよう!
ここでは、間違った使い方をされている方が多い表現を一覧で紹介していきます。
使っているものがないか、きちんと確認するようにしましょう。
- (誤)〇〇は席におりません→(正)〇〇は席を外しております
- (誤)わかりません→(正)わかりかねます
- (誤)できません→(正)いたしかねます
- (誤)〇〇しないでください→(正)〇〇はご遠慮いただけますでしょうか
- (誤)させていただいております→(正)しております
- (誤)どうしますか→(正)いかがいたしますか
- (誤)お座りください→(正)お掛けください
- (誤)なるほどです→(正)おっしゃるとおりです
- (誤)私には役不足です→(正)私には力量不足です
- (誤)大変参考になりました→(正)大変勉強になりました
- (誤)ご一緒します→(正)お供させていただきます
- (誤)しばらくぶりです→(正)ご無沙汰しております
- (誤)ちょっと→(正)少々
- (誤)さっき→(正)さきほど
- (誤)もうすぐ→(正)まもなく
- (誤)あとで→(正)のちほど
- (誤)すごく→(正)非常に
- (誤)いま→(正)ただいま
まとめ
正しい言葉遣いを意識することは、相手や周囲の人に対し、思いやることにもつながります。
良い関係を築き、ビジネスを円滑に進めるためにも、ぜひ「正しい言葉使い」を覚えるようにしましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
→仕事系の関連記事