殺されど 殺されど 我また殺される
社会人になりたてのころ、職場でいじめに遭っていた。
当時まだ世間知らずだった僕は、自分の努力を人から認められたい気持ちばっかりで、まるで空気が読めない男だった。
そんな僕が、飲み会で泥酔し、自慢話をしてしまった。
これがいけなかった。
翌日から、職場の人間の僕への個人攻撃が始まった。「キモイ」とか言われ、無視されたり、以後、ひとりだけ飲み会へ呼んでもらえなくなり、
「きのうの飲み会、盛り上がったね」
という話にもついていけず、寂しい思いもした。
理学療法士だったので、ひとりずつ患者さんをリハビリ室に呼び、関節可動域訓練や歩行訓練などを行っていたが、嫌がらせグループの連中が、僕の患者さんだけを大勢連れてきてしまい、てんやわんやで仕事にならないこともあった。
自分がいじめられていると、視界が極端に狭くなった。
それ以前に中二のとき、同級生に駅の柱に顔をぶつけられ、鼻を骨折し、対人恐怖症のケはあった。
絶えず具合が悪い状態が続いたが、いじめる側は、
「あいつ、いつも青い顔してんの。あははは!」
「キモイよね」などと言って追い射ちをかけた。
いじめを行なう人間はヒマだ。趣味がない。
いじめの主犯格は、それまで僕が見たことないほどきつい性格の女だった。
女子社員が恋愛話できゃあきゃあ話しているとき、彼女だけ話に加わることができず、いじめを行なうことに、どす黒い情熱を燃やしていた。
誰かの悪口しか、共通の話題がないようだった。
僕がミスをすると、仕事ができない、とのたまっていたが、その人自身はみんなの前で、患者さんを派手に転倒させていた。
逆の立場だったら、クビである。
たしかに仕事ができなかったのも、いじめられる原因だった。
いまなら、こう思う。
まだ新人で仕事はキャリアが浅いんだから、上司がいじめないで、教えてあげればいいじゃない、と。
新人の育成も、仕事のうちだ。
だが、それよりも僕が大人しかったことがいじめに遭っていた一番の原因だったような気がする。
逆にいじめる側というのは、意味もなく声がでかかったりする。
犬、猿、イルカなど動物の世界でもいじめはあるらしいが、弱い者がいじめに遭うのは、自然の理なのだろう。
高校時代もクラスでいじめがあり、いじめられている子が登校拒否してしまうことがあったが、いじめを行なっていたのは勉強以外は何もない連中だった。
高校は東大に50人入る受験校で、成績順に〈レッスン〉というカースト制度があり、α(アルファ)、β(ベータ)、γ(ガンマ)とクラス分けがされていた。
ちなみに僕は、中学の一番初めのテストで学年でビリから2番目の成績をとった(担任にクラスで発表され、みんなにからかわれた)ことがあるが、高校のときはαは全員東大早慶に行くようなバリバリの受験校でまん中のβのクラスだったから、そこそこはできた。
そういった意味でも、レッスンが下のクラスの生徒は、いじめられる環境にあった。
a-haのヴォーカルであるモートン・ハルケットも、若いころ、いじめに遭っていたという。
そのモートンがいじめられっ子のファンに贈った言葉がある。
「自分とは違った性格の存在を認められない人って哀れだよね。結局、そういう人達って、他人を傷つけることでしか自分を認められず、現実に立ち向かうことができないんだ」(出典『イン・ロック』)
そう。いじめる側は、いじめることでしか自分を表現できないのだ。
僕も最悪の日々を送り、孤独だったころ、モートンの言葉は自尊心のなくなった僕にとって心の支えとなった。
現在の僕はいじめとは無縁だが、いまも世界のどこかでいじめは行われている。
映画『怪物』のような映画が製作されていることや、ひきこもりや自殺のニュースがそれを物語っている。
いじめが起こると、いじめられっ子の性格が注目されがちだが、それはいじめられっ子が弱っていてターゲットになりやすいからである。
問題なのは身勝手な思いこみを押しつけ、相手を傷つける加害者である。
いじめっ子はヒマだから、人をいじめ、他者を支配することに依存している。
いじめをする者が教室や職場にいる限り、いじめられっ子が去っても、また別の人がいじめられる対象として挙がってくる。いじめる側の気まぐれで。
いじめを行なう側を病院に入れ、適切な治療をすることが求められる。
殺されど 殺されど 我また殺される
いじめに遭っていたころの僕は、何度も心を殺されていたが、さらに追い打ちのように心を痛めつけられた。無責任な噂を流す人間の存在によって。
いじめられる側は、そういった二次的被害にも遭う。現代でいうところの裏サイトや匿名掲示板による中傷のようなものだ。
いじめられた側は、悔しいが、学校や職場を去るほうが新たな道が拓ける。
僕も環境を変え、いじめのグループと完全に縁を切ったのは正解だった。
職場に残った、仲のよかった方は、その人に仕事が集中し、過労でお亡くなりになった。
こちらがいじめ相手のことを考えても、相手はこちらを心配していない。
そんな人間と同じ時間を過ごすのは、時間の無駄である。
縁を切り、自分の世界を拓いて、未来に目を向けるのが正解だ。
自分が最高だと思っているいじめっ子を改心させることは難しい。
ただ、戦争がなくなった日本も、いじめがある限り、真の意味で平和とは言えない。いじめは本当になくなってほしい。
© 2024 Daisuke Asaoka
FortRainツール紹介
ここで我が社自慢のツール
『Fort Rain』を紹介捺せてください!
弊社は様々な無在庫販売、ドロップシッピング等の方法でECモールAmazonを運用する業者様向けに世の中にあるんだけどないような守りに特化したツールを開発しました!
大量出品を基本とする無在庫業者様特有の悩みである…
『もう出品した記憶のない商品での停止は懲り懲り…』
『この商品は取り込まないようにしていたのになぜ…!?』
などなど健全性や法律に遵守しようとして『入口』ではある程度弾けても、中に侵入されるとなかな排除しにくいものです。
そこで!弊社はただただアカウントを強固に守っていくだけのツールを開発しました!
イメージは下記の通り!キングダム大好き過ぎて城攻めで解説!
ある程度の敵を排除できるツールが世の中には存在しますが、有在庫系物販方向けのものが多かったり
あの嫌な思い出のある商品を弾きたいと思いワードを登録してもスペースや半角の都合で間違って取り込まれていたり…
まだ100%ではないですが日々進化し続け、精度をガンガン上げていっているのがこのツールなのです!
現在ここまで開発ができるように日々試行錯誤しています!
現状SP-APIの関係上で非常に難しいですがいつか健全性に上がってくる商品を勝手に消せるようにまで持っていきたい!
ここまでくればほぼ完全体…フリーザ様もびっくりです!笑
ぜひ気になる方は、ZoomもLINE電話も無料で承っておりますのでお気軽に連絡ください!
あなたのAmazonアカウントを守る超最強のツールが誕生!
『Fort Rain』はもはやネット上に存在しないほどの高精度でリスクのあるキーワードを根絶やしにします!
下記の公式LINE登録後、停止の相談でもOK。停止寸前の相談でもOK。販売力向上の相談でもイケるで。
何でも聞いてくれや!答えられる範囲で答えます!
自社ブランド『女神の息吹』第一弾商品!モリンガと女神の息吹
弊社では、非常に想いの強い沖縄の農家様とタッグを組んでモリンガを広める挑戦をしております!
初めてのことだらけですが、本当に広まれば多くの方が幸せになる。そして健康になり大切な方と長く過ごせる。
そんな栄養素満点の商品を販売しています!
魅力しかない、『神の木』と呼ばれるこのモリンガを沖縄のスコール、日差しの環境を耐え抜いて作る1品は別格!そして国が認める無農薬栽培を証明するJASマークがついています!
今はこれがついていないのに無農薬を謳う業者も多いので気をつけてくださいね…!
『モリンガと女神の息吹』好評発売中!
沖縄県産天然モリンガ100%
〜スーパーフードで始める健康習慣〜
インド原産ワサビ科の植物で、その高い栄養価から“神の 木”、“生命の木”などと呼ばれている“モリンガ”。
必須栄 養成分のオメガ脂肪酸3、6、9をはじめ、食物繊維やビタ ミンE、C、A、 タンパク質、 ポリフェノールな ど、90種 類以上の栄養素を豊富に含むスーパーフードです。「モリ ンガと女神の息吹」は、有機栽培で育てられた沖縄県産モ リンガ100%のタブレット。
コーティング系の化学物質も 一切使わず、有機JASマークも取得済み。アーユルヴェー ダでは、3000年も前から親しまれているスーパーフード
“モリンガ”で、美と健康の新習慣を始めてみませんか?