#108:ジョージ・ルーカス待望論【朝丘大介】
『スター・ウォーズ』の価値は、本当に変わってしまったのだろうか。
ディズニーが次々と新作を製作したことで、個人的にそう感じるようになった。
ルーカススタジオを買収した以上、権限がディズニーにあるのは当然だ。
だが、結果として、それが作品にとって最善だったかどうかは、判断が分かれるところだろう。
ディズニー版『スター・ウォーズ』では、新キャラクターの印象がやや薄く、
ルーカスが築いたキャラクターや設定を消費する形で物語が進んでいるようにも見える。
毎回、新作ごとに誰も見たことがない映像や展開で観客を驚かせてきた、
ルーカスの手腕には、残念ながら及んでいないように感じる。
今からでも遅くはない。
『スター・ウォーズ』をかつてのような壮大なスケールに戻すには、
ディズニーはルーカスをアドバイザーとして迎え入れるべきではないか。
しかし、肝心のルーカスはこう語っているという。
「もうけなされるから、嫌だよ」
確かに、ルーカスが監督を務めた『エピソードⅠ』は、
手放しで評価できる作品ではなかった。
当時、作品に失望した一部のファンは、
監督であるルーカスに対して強い批判を向けた。
それが続けば、創り手が距離を置きたがるのも無理はないだろう。
ルーカスは『エピソードⅡ』『エピソードⅢ』で持ち直したが、
それでも批判の声は止まらなかった。
一方で、ディズニー版『スター・ウォーズ』は、商業的成功を重視するあまり、かつての輝きとは少し異なる方向へ進んだようにも見える。
ディズニーが生み出したキャラクターからは、
かつて感じられたユーモアや驚きが、やや伝わりにくくなった印象がある。
皮肉なことに、ディズニーが『スター・ウォーズ』を受け継いだことで、
ルーカスは監督として再評価されることになった。
ルーカス抜きで『スター・ウォーズ』を成立させることの難しさが、
結果として浮き彫りになったからだ。
かつてルーカスを厳しく批判していた人たちは、
現在の『スター・ウォーズ』をどう受け止めているのだろうか。
創作の現場では、完成された作品の欠点だけが目につき、
それを生み出す困難さが見過ごされることがある。
ちなみにハリウッドは、実写版『ドラゴンボール』を制作した際にも
似た失敗を繰り返している。
アドバイザーだったチャウ・シンチ―の意見は、
ほとんど取り入れなかったという。
その後、チャウ・シンチーは、
『西遊記 はじまりのはじまり』で鳥山明の世界観をオマージュし、
中国映画史に残る大ヒットを記録した。
話は戻すと、『スター・ウォーズ』ほどの作品になれば、
それぞれの思い入れが強くなり、ファンの声が厳しくなるのも自然だ。
しかし、創造主であるルーカス以上に、
『スター・ウォーズ』を理解している人物がいるとは考えにくい。
現在、総資産約8300億円とも言われるルーカスは、
映画業界から距離を置き、
東京ドーム一つぶんの広さを持つ『ルーカス美術館』を
今年9月、ロスアンゼルスにオープンさせる予定だという。
映画業界にとっては、大きな損失かもしれない。
さて、今年5月には
『スター・ウォーズ』のスピンオフ映画
『マンダロリアン・アンド・グローグー』が公開される。
「もしジョージ・ルーカスが、いま続編を作るとしたら?」
という発想のもとで構想された作品だという。
ただ、「〇〇のような作品」という試みは、
どうしてもオリジナルの感性をなぞることに留まりがちだ。
今からでも、ディズニーがルーカスに頭を下げ、
一本だけでも撮ってもらった方が、
より豊かな作品になるのではないか――
そんな気がしてならない。
では、これから公開される新作はどうなるのか。
その答えは、もうすぐ観客の前に差しだされる。
© 2026 Daisuke Asaoka
この記事は朝丘大介が書きました。
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根本 圭悟
帝王学ビジネスデザインで
自分もクライアントも幸せの歯車を加速
CT Rain LLC 代表/独立8年目
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自信があるので複数商標を取得して運用
それでもまだ、より大きな成果を得るために日々研究
✧7年で約6億4千万売上
✧メディア掲載経験あり
✧どうしようもなかったバンドマンが、覚悟を決めて
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